早くも1週間がたちました。

 

 

 

四次試験終了 

 

 

 

♪〜

「あ、電話だ」

丁度身支度何かが済んだとき、ナイスタイミングで俺の携帯がなった。

「もしもし?」

?イルミだけど、さっき試験終了したよ。1時間以内に帰って来いって』

「さんきゅ。あ。今1時間以内に帰れる場所にいるか?」

『うん』

「じゃ、ちょっと待ってて今行く」

『わかった。じゃぁね』

「おう」

 

・・・・ブツッ

 

携帯を切って笑顔で皆を振り返る。

「じゃ、いろいろ有難う皆。カイト兄!」

「また来い」

「おうよ!」

「あ。そうだ、依頼してもいいか?」

「え?試験終わってからなら良いけど、何?」

いろいろお世話になったし。でもカイト兄なら自分でできちゃうだろうに。

カイト兄はニヤリと笑って言った。

 

、という人物のハンター試験の合否とそれまでの経緯を詳細に知らせてくれ」

 

「・・・お安い御用!」

悪戯に笑うカイト兄。こういうところが素敵だ。

 

「気をつけていけよ。ライセンス取って来い」

「おぅ!またな!!」

ふわりと鎌を指輪からだしてイルミを呼ぶ。景色が揺らぐ刹那まで、皆の手を振る姿が目に入った。

ホントいい人たちだよ。

 

 

 

 

 

次に視界が晴れたとき見えたのは

 

・・・・俺に飛んでくる針・・!!

 

「のわっ!!」

ぎりぎり反射で避ける俺・・・カイト兄ありがとう!組み手のおかげで動きのキレがいいよ俺。

「あ。」

声の方を見れば針を構えたイルミくん。

「あ。じゃないイルミ!!俺さっきすげぇピンチだった!!」

「よく避けられたね」

「ありがと・・・・・・・・じゃないって!!何すんだよ!!」

「ごめん。いきなり気配が現れたから反射で攻撃しちゃったんだよ」

「・・・・すげぇ反射だなぁオイ・・・」

のそれって、念?」

「・・・ネン・・・・????」

「知らないの?」

「ん〜??」

聞いたことねぇな〜。ポリポリと頬をかく。

 

「・・・怪我したの?」

イルミの視線を辿ると頬を掻いている俺の手に巻かれた包帯にたどり着く。

「ん?あぁ」

俺は森で動物たちと戯れすぎて、ちょっとばかり手のひらを切ってしまったのだ。

ホントちょっとなんだけど、カイト兄が御丁寧に包帯まで出して治療してくれたんだった。

 

「誰にやられたの?オレが殺してきてあげるよ」

 

ずい、と俺に顔を近づけて低く言うイルミ。

怖いよイルミさん!!てゆうかさっきめっさ貴方に怪我させられそうでしたよ!?

「や!?俺自分でこけただけだし!!それよりホラ!早く戻らないと失格になんじゃねぇ!?」

「・・・・・・そうだね」

スッと離れるイルミにこっそり安堵の溜息を吐く。

「・・・・・気をつけてね」

そういってイルミは俺の腕をつかんで走り出した。

掌は怪我してるから手首をもって、痛くない程度に引いてくれる。

 

「・・・イルミって優しいよな」

「初めて言われたよそんなこと」

「そうか?」

って変」

「それ口癖ですか?!

「・・・・が変なのが悪いんだよ」

 

・・・・・・そんな殺生な。

 

 

 

 

 

 

しばらくしてスタート地点に着いた。

イルミとはちょっとそこで分かれて別々に到着した。

ギタさんと一緒だと、両方が目立ってしまうからしょうがない。

 

よかった、間に合ったと旨をなでおろしていると、にゅっと現れたペイント顔。

「やぁ◆」

・・・・・忘れてた。そういえば居たな。ピエロが。

 

「・・・・・久しぶりだな。ヒソカ」

「本当に久しぶりだネェ♣いったい何処に隠れてたんだい?」

「へっへ〜秘密!」

「島中探し回ったのに見つけられなかったよ・・・・♠」

 

 

・・・・・・なんかカイト兄のとこに逃げて助かった気がする。

 

 

4次試験・・・合格者10名

 

 

 

 

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20050929